【第34号】5. 貨物運賃の傾向

 こんにちは。編集部の長谷川です。新年度が明けてまだ3週間ほどですが、航空業界や旅行業界には大きな動きがありますね。旅客方面で言えば、入国拒否措置の緩和でしょうか。ようやく日本もインバウンド復活へ…という兆しの反面、まだ国内からは、新型コロナウィルスの新たな変異株流入などの懸念から、批判的な意見もあるようです。また、シンガポールケロシンの価格変動が大きく、現在も燃油サーチャージ高騰の波は収まっていません。私事ですが、最近休みの日に車を運転すると、燃油高騰のおかげでガソリンも高く、痛い出費です(まだディーゼル車で良かった…)。また、昨今のウクライナ情勢の影響による飛行ルートの変更等も相まって、運賃の値上げ傾向が見られるようです。

 では貨物はどうか、と言うと、貨物運賃も値上げの傾向が強まっています。

貨物運賃の傾向~値上げ~

 OFCでは航空会社様の代理として航空局への運賃認可申請を行っており、ちょうど年度移行のタイミングでたくさんの運賃設定認可申請をさせていただきましたが、やはり変更となるポイントは「値上げ」が大きいようです。本邦航空会社の2社についても変更されたように、100kg以上や300kg以上のレート廃止といった、ボリュームディスカウントの撤廃が目立ちます。

 現在も、航空会社によっては頻繁に運賃を変更しているところもあります。現状、極端に減少した旅客便需要とは異なり、貨物業界は追い風が吹いていますので、値上げをしても需要は減ることはなく、毎日のように、満杯の貨物を載せた貨物便が空を飛んでいます。

 そうした貨物業界の動きもあってか、最近のところ、貨物運賃についてはOFCにお問い合わせをいただくことが多くなってきました。お問い合わせの中には「混載レートが航空会社のタリフレートと同額になったため、情報が知りたい」といった声や、「(航空貨物代理店からの)見積比較のために、航空会社のタリフレートを把握しておきたい」という声が聞かれます。今までは国際航空貨物運送状(AWB)に印字するためのタリフレート情報が欲しい、というリクエストが多かった中で、データの使い方も幅が広がってきています。

 例えば、国交省への運賃料金変更の届出書作成用のマスタとしてもご利用いただいています。

航空会社の貨物タリフレートを把握したい、そんな時は!

 航空貨物代理店と価格交渉するために航空会社のタリフレートが知りたい、AWBの券面印字に使いたい、国交省への届出や、その他用途で使いたい、そんな時はまずOFCへご相談ください。OFCでは、各航空会社様の運賃情報をまとめたCARGO TARIFF(書籍)や、CARGO TARIFF書籍の情報をローデータ化した貨物運賃デジタルデータをご提供しております。

 昨今頻繁に変更がある貨物レートですが、CARGO TARIFF発行後に掲載している情報が変更になった場合はOFC WEBサイトで都度変更箇所をご確認いただけるほか、貨物運賃デジタルデータをご契約の場合には、更新内容を反映したデータの納品となるため、手作業でのマスタ変更は不要です。

 OFC CARGO TARIFF(書籍)は年3回発行しており、現在は2022年6月版のお申込み受付中ですので、この機会にぜひお申込みください。また、貨物運賃デジタルデータにつきましては、年間契約で更新があるごとに納品のサポート付です。OFC WEBサイトにてサンプルデータもダウンロードいただけますので、詳しくは下記URLよりご確認ください。

OFC WEBサイト(CARGO TARIFF)は こちら

OFC WEBサイト(貨物運賃デジタルデータ)は こちら

この記事を書いた人:

長谷川(編集部/商品販売グループ)

タイトルとURLをコピーしました