【第37号】1. OFCの仕事紹介~2022年度大学講義編

 編集長の関本です。

 初期のニュースレターで、OFCでは大学で国際航空運賃に関する講義を行っていることをご紹介しました。

 

 

 年に一度程度、ゲストとして運賃制度について解説する機会を頂いていますが、今回は埼玉県の共栄大学から声がかかり、数年ぶりにオンラインではなく、学生の皆さんの前でお話することになりました。

 国際経営学部の稲本恵子教授が担当されている『国際観光論』という講義で、航空に限らず旅行産業を幅広く捉える内容と聞いており、ここしばらくはほとんど誰も海外旅行をしていない中、国際航空運賃をどれだけ身近に感じてもらえるか、少々緊張しながら準備を進めました。

 

 この記事をご覧になっている方の多くにとって、国際航空運賃には様々な種類があり、同じクラスの隣り合う座席でも何十倍も値段が違うことがある、というのは半ば常識のようなものではないでしょうか。

 しかし、自分自身、海外旅行をあまり経験していなかった頃は、なぜ航空運賃はそんなに大きく変動するのかわかっていませんでしたし、定価(普通運賃)があってないに等しい世界というのも、何とも不思議に感じられました。

 というわけで、今回の講義では、「航空運賃は一概に距離に応じて決まるものではなく、需要と供給のバランスに応じて日々刻々と変化する」ことを理解してもらい、「最適な航空券を見つけるために、どういう要素を考慮すればいいのか」という、旅客と旅行会社の視点を半分ずつくらい意識しながら、話を進めることにしました。

 

 

 当日は、4限という少し遅めの時間帯だったこともあり、受講するのは履修登録している人数くらいかも(自分が大学生だった頃を思い出すと、大体午前中は学校にいなかった気がするので、4限も5限も違和感ないんですが、最近の学生さんは朝早く、帰りも早いんですね)、と言われていましたが、ありがたいことに登録外の方にも参加していただきました。

 中には1年生もいて、自分が話したことがちゃんと伝わったかな、と今でも少々不安だったりします。

 

 

 

 皆さん真剣に聞いてくれるので、こちらも、ついつい細かく説明したくなってしまいますが、もし興味を持ってもらえたら、いつか旅行や航空業界で働き始めたときに続きをどうぞ、という感じでしょうか。持ち時間も限られており、やや駆け足での説明となりました。

 これをきっかけに、ビジネスとしての運賃のあり方や変動の仕組みに関心を持ってもらえたら、と考えています。世の中では、航空に限らずダイナミックプライシングが少しずつ広まっています(航空に比べれば、日本の多くの料金変動は全然ダイナミックじゃありませんが)し、複雑な世界の入り口の一歩目として。

 

 

 OFCでは、学校に限らず旅行会社や航空会社、GSAなど、旅行・航空関連の場での講義やセミナーを実施しています。コロナ禍で機会が減ってしまったとは言え、運賃制度を理解し、わかりやすく語れる人は、周辺を見渡しても意外に少ないもの。何かお困りごとがあれば、申請業務やタリフ編集で専門知識を多く持つOFCに、お気軽にご相談ください。

 

 

 なお、この講義の様子は、共栄大学のウェブサイトでも紹介されています。

 

 

 よろしければ、ご覧ください。

 

この記事を書いた人:

関本(編集長)

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