【第19号】5. 山の話し

 今回は登山が趣味で毎年のように山に登っているという販売の要田が山の話しをしてくれましたので、沢山の写真とともにお届けします。最後までお楽しみください。


こんにちは、販売担当の要田です。
数年前から、昨今の登山ブーム乗り、学生時代にやっていた登山を再開しました。
最初は、低山をいくつか登り、次は3,000m級の山、雪山とステップアップしながら登山を楽しんでいます。
行動範囲は関東、甲信越が中心なのですが、東北、北海道へも遠征するようになりました。
本日は、北の最果ての地、利尻富士登山の紹介をします。

 

利尻富士とは

利尻富士は、全国にある○○富士の中でも日本の最北の地、利尻島のシンボルともいえる山です。
正式名称は利尻山。
標高1,721mの日本最北の百名山です。標高は2,000m未満ですが登山口の標高が低いため、アプローチ(登山道)が長く、タフな登山となります。 

東京から利尻島へのアプローチは、空路、フェリー(稚内~)がありますが、今回は札幌(丘珠)乗換で、利尻島に入りました。
丘珠空港~利尻島はHAC 機材はSAAB340B 久しぶりのプロペラ機です。

利尻富士
利尻島へのアプローチ

 

いよいよ登山開始! 

到着の翌日、登山口までは宿の送迎車を利用させてもらいました。
早朝(5時くらい)にもかかわらず、かなりの人が登山準備をしていました。

登山口には、利尻島の生態系を変えないための靴洗い場があります。
ここで登山靴底を洗い登山スタートです!

 

登山口
靴底洗い場

日本名水百選

登山口からすぐのところに、日本名水百選の甘露泉水があり、登山用の水はここで調達をします。 
登山道は合目毎に標識があり、よく整備されています。
また、ほとんどの合目には名前がついており、7合目の「胸突き八丁」は、次の8合目(八丁)まできつい上り坂を意味しています。
この後、本当に胸を突かれました・・・

日本名水百選
標識

 登山道です。
比較的、北海道は気温が低いため森林限界(高い樹木が生息する限界標高)が低いのですが、ここはまだ、林の中です。

山道

8合目を超えたところに、緊急避難小屋の利尻岳山小屋がありました。
ドア右側のはしごと上の入り口は、冬季、積雪時の出入り口となっています。

その山小屋の中はこんな感じです。
緊急時は左側のベッドで宿泊します。(緊急事態にならないことが大事です) 

山小屋
山小屋の中


いよいよ、9合目です。
ここまでかなりヘロヘロになっており、あともう少し!と思ったのですが、標高を見ると後、300mも登らなければならず、山頂まではまだきつい登りが待っていました。
しかも、ガスってきて視界も悪く、おまけに小雨もパラついてきてテンションが下がってしまいました。

標識9合目!!

 

利尻山山頂に~そして下山

ようやく、利尻山山頂登頂です。
山頂は残念ながらガスの中で何も見えませんでしたが、登頂した達成感で非常に満足しました。
毎回、登山の際、つらい、つらい・・と思いながら登るのですが、登頂した時の達成感で、そのつらさは吹っ飛びますね。

これだから、登山はやめられません!
つらい思いはしましたが、利尻山のリベンジ(天気)を誓いました。

山頂

下山は、登ってきた道を降りるだけとなりますが、下りのため歩くスピードも上がり、事故につながる可能性も高いので注意して下山します。

トイレブース

この建物は、トイレブースです。
北海道は自然環境保護の観点から、山中にトイレの設置を行わず、トイレ用の建物が用意されています。
分かりにくい話なのですが・・・登山者は携帯トイレを持参し、全ての「もの」を持ち帰りすることになります。→ おわかりいただけましたでしょうか?
携帯トイレは、宿、山付近のコンビニ等で500円くらいで販売しています。

下山途中では

7合目付近を過ぎると、晴天の下界が見えてきました。
やはり、山頂付近のみに雲がかかっていた状態のようです。残念・・・
  

7合目付近から景色

下山後は、やはり、靴を洗って終了です。おつかれ山でした(笑)!

靴洗い場

利尻富士登山おまけ

 

せっかく、遠くの利尻島まできたので、観光もしました。少し、紹介します。

ペシ岬展望台

夕日ヶ丘展望台から利尻富士、ペシ岬を望む

姫沼(あいにく利尻富士に雲がかかってしまいました)

登山のご褒美の食事(フェリー乗り場前においしいお店があります)

帰路へ

 帰りもHACで帰ります。
それにしても、帰る日は山頂に雲もかからないほどの良い天気でした。
必ず、また登ると心に誓い、帰途につきました。

登山をしたことがない方には、初めて知るような記事もありましたね。
またの機会には違う山の紹介をさせていただきます。
その時までお楽しみに!!

  

この記事を書いた人・・・

要田(販売管理セクション)

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