【第13号】3.【予告!】OFCタリフの表紙が生まれ変わります!

ニュースレター編集長の関本です。
前々回と前回の2号に渡って、2021年度OFCが変わる点を簡単にご案内しました。実はもうひとつ、多くの方に気がついていただけるはずの変更があり、最後にご紹介します。
2021年度から大きく変わる、OFCタリフシリーズの表紙デザインについてです。

前回の記事はこちら

今回、OFCタリフシリーズ(日本発キャリア運賃/世界の特別運賃/日本発運賃一般規則/CARGO TARIFF)全商品の表紙デザインを変更することになりました。
旅客タリフの4月版は間もなく皆様のお手元に届きますので、手に取っていただければすぐにわかることと思いますが、実はこの新しいデザイン、社内で作っています。
デザインを担当したタリフセクションの村岡に、どんなイメージで考えたのかなど聞いてきました。

全書籍に共通するイメージ

――今回は表紙デザインの変更ということで、全種類変えてるんだよね?

村岡  はい、旅客・カーゴともに(※旅客に関しては裏表紙も)刷新しました。どんな風に変えたのかご紹介します。作る上でコンセプトを3つ考えました。1つめは「従来と明確な変化があること」、2つめは「何の書籍なのか表紙を見てわかること」、そして3つめは「手に取ってもらう機会を増やすものに」です。
全ての本に共通するポイントとして、今までは白地がベースの表紙になっていましたが、OFCの会社ロゴマークでも用いているネイビーブルー調の色にし2020年度までのデザインに比べて、しっかりした雰囲気にまとめてみました。その上にOFCが航空旅行・世界に関連する会社であることから、世界地図と航空機のシルエットを配置したデザインとなっています。

OFCタリフ4月版.jpg

日本発キャリア運賃の書籍については、TC1と2はアメリカとヨーロッパ、TC3はアジアとかオセアニア地域が中心で見えるように地図を置いています、書籍が手元に届いたらぜひ見てほしいのですが、「第1・2地区」と「第3地区+IT運賃」の書籍を並べてみると、ひとつの全世界地図となるようにデザインしています。今回、IT運賃の書籍がなくなり、「第1・2地区」と「第3地区+IT運賃」の2冊にまとめることになりました。また掲載内容がわかりやすいよう各地区のサブエリアを書いています。ちなみに、サブエリアの分け方は、OFCの区分と、JALの航空券販売時の分類を参考としました。IT運賃は従来と同じく大きい文字で、また全地区とご案内しています。

世界地図の秘密

――なるほど。IT運賃は統合されちゃうから、2冊で1セット、というイメージなわけですね。

村岡  はい、ちなみに余談ですが世界地図はグアムやフィジーのような全世界地図では通常映りにくい小さな島々も網羅するような程の具体的な世界地図となっています(※ちなみに地図も含め各図・イラストについてはフリー素材ではなくすべて村岡がPC上で1から手書き描写しています)ぱっと見ると中には細かすぎて印刷ミスのように見えるかもしれませんが、正しい図案となっているのでご安心ください。細かいですがTC3のサブエリアの文字列は南西太平洋の島々が把握しやすいような文字配列・図案としています。一部、都合上表示されていない島もありますが、もし良ければそうした部分も見てみてください。

次に「日本発一般規則」について。こちらはおもに規則に関する用語や情報について取り扱っている本である、とわかるように表紙に様々な規則項目の英語など並べコラージュのようにしています。また、グローバルインディケーターのようなイメージで世界各地を線で結んでいます。業務渡航関係の旅行会社様で使われることも多い書籍だと思い、出張する人のシルエットを取り入れてみました。

もうひとつ「世界の特別運賃」は、世界一周旅行など様々な世界の旅行や旅行形態の情報を扱っている本というイメージで、その中には鉄道・バスや船で移動するなど、様々な移動手段があることも想定して今回のようなデザインとしました。

カラーリングと、カーゴタリフとの関係

――書籍のカラーリングについては?

村岡  今までの書籍の印象を残す感じです。第1・2地区は今まで白地にターコイズブルーだったので、青のイメージは継続して。第3地区とIT運賃の本は赤・紫の本だったので赤系に。一般規則と世界の特別運賃は、それぞれ従来の書籍色からあまり離れない色で(青→緑・緑→黄など)なおかつ各冊子色で区別ができるような配色に纏めています。

――カーゴタリフも今回変わるんだよね?

村岡  はい。こちらもベースの地色・イメージは統一感が出るようにしていますが一目でカーゴタリフであることがわかるように旅客とは異なった雰囲気・図案としています。カーゴタリフはいつも裏表紙に広告が入るのですが、これまでどちらが表紙かわかりにくい本となっていました。今回、表紙・背表紙でシンプルに纏まりが出る形としています。以前は点描で書籍表紙に世界地図が描かれていましたが、今回ハッキリと描写し大まかですが各所を日本と線で結び日本発着の貨物運賃の情報を扱った書籍であるとわかるようにしています。内容をご覧いただければわかりますがヨーロッパ最北の都市など特徴的な都市・仕向け地などの情報も網羅しています。左上の号数のところは、年3回発行する時期によって配色パターンが変わります。

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裏表紙も変わります

――裏表紙も変わるの?

村岡 はい。裏表紙では遊び心というのか、機内誌などで機材紹介をしているページのようなイメージで世界のジェット旅客機の情報をまとめてみました。内容としては直接タリフの内容には繋がりませんが、飛行機・機材にあまり詳しくない方でも手元ですぐにある航空機はどのくらいの大きさ・座席数の航空機かなど、すぐ確認できるような資料のようなものがあれば何かで役に立つこともあるかな?と思いこのような内容にしました。裏表紙は良かったらお時間のある時に見ていただきたいと思っています。

――裏表紙も含め、全体的に大幅に変わるのは、みんなにすぐわかるところだね。

村岡  そうですね。今までは表紙から何の本なのかわかりにくいかな、というところがあって、今回、ぱっと見て内容をイメージしやすく、発見もありより手に取って目につくようなものになれたらいいな、と思っています。

――たくさんの方にタリフ書籍に触れて、変化を感じてもらえたら嬉しいですね。今日はありがとうございました。

村岡  ありがとうございました。

実際にどんなデザインになるのか、お届けまで今しばらくお待ちください!

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