【第45号】4. 旅行記(番外編)~都心上空を飛んで帰った話

 今回も最後は旅行記。

 行動制限やマスクの着用も緩和され、ひとまず国内旅行をされる方はだいぶ増えたのではないかと思います。ぼくも諸般の事情で3月は出かけることが多く、羽田空港を2.5往復(1回は帰りが新幹線だったので)も利用しました。

 

 その中で、久しぶりに復路、都心上空を通るルートで帰ってきましたので、そんな話を。

 

 

 

久しぶりにANAさんにお世話になりました

 前回のニュースレターでは、「久しぶりにスカイマークさんにお世話になりました」という話を書きましたが、今回は数年ぶりにANAの便に乗りました。

 

 福岡に行った帰り、午後の便に搭乗。最近の福岡空港はとにかく混んでいるという噂を聞いていましたが、平日の日中だったからか、それほどでもありませんでした。きっと土曜の朝とかは大変なんでしょうね。

 

 いつも乗るJALとは機内の色使いも各所係員の方の雰囲気も違い、新鮮な気持ちに。

 さて、この便、18時台に羽田に到着するのですが、この画像のようにまっすぐ飛ぶというわけにもいかず、首都圏を大回りして、都心上空ルートで着陸したのでした。

 

 

 

 

外を眺めながら羽田へ

 最近では特に話題にもならなくなった都心上空を通って着陸する新ルート。OFCの天王洲新事務所を出ると、その航路で飛んでいるであろう便を見ることも少なくないのですが、自分が乗って体験する機会はなかなかありませんでした。

 窓側ではない席だと、どこを通っているのかもわかりませんし。

 

 福岡を出発したANAの便は、順調に東に向かい、静岡県の沖合へ。ここから高度を下げて川崎側から着陸出来たら、きっと最速だったでしょう。しかし、飛行機の運航には気象条件や空港の混雑状況など様々な要素が重なって、制約が多くあるもの。

 まずは房総半島の南端を目指し、そこから成田空港方面に北上。更に東京都と埼玉県の境目あたりから南進して、池袋~新宿~渋谷上空で高度を下げ続け、大井競馬場をすぐそこに眺めながら、羽田空港に着陸、というルートになりました。案外時間がかかりますね。

 

 福岡空港出発時点では、まだ明るい雰囲気。窓ガラスの色の関係で、不思議な色合いになっていてすみません。

 

 そう言えば、滅多に乗らないので忘れていましたが、ANAさんは鬼滅の刃コラボでしたね。ドリンクサービスでも、カップに鬼滅キャラが描かれていて素敵。

 

 

 

いよいよ都心上空へ

 新幹線で東京と福岡の間を移動すると1時間くらいかかるところ、飛行機は正味1時間半ほどですか。上述の通り首都圏の外周を回って進んだものの、そこまで遅れているという感じもなく。

 

 埼玉から東京に入って最初に高層ビルが見えたら池袋。

 新宿あたりに比べると、それでも高い建物は多くないですね。画像の中心から少し左を見ると、白く細長い建造物が見えます。これ、清掃工場のやつでしたっけ。都心の低い場所から見ると、こればっかり目立ってますよね。

 

 

 続いては、山手線の内側を降下し、六本木から東京湾方面を見下ろします。

 手前の少し右の方に六本木ヒルズが見えまして、その奥には東京タワー。見覚えのある風景が立体的に出てきて、おもしろい。

 

 

 そして最後は着陸の数分前、レインボーブリッジが見えました。この頃になるともう18時くらい。冬から春にかけては、日が沈んでまだちょっと明るい、いい感じの雰囲気になります。

 実は天王洲新事務所のビルが見えたりもするんですが、仕事中以外にそうそう見たいものでもなく、東京湾を眺めながらラストスパート。ちなみに、前職の職場が勝どき近くにあった関係で、このあたりの地理には意外と詳しいですよ。

 

 

 旅の最後に、思いがけず美しい夕暮れの光景を見ることができて、大変満足。疲れていると、うっかり寝てしまって、着陸の衝撃で目が覚めるということもよくありますが、今回は着陸に至る過程を目に焼き付けることができました。

 羽田空港への着陸ルートは何種類かありますが、皆様もぜひ次回、機会があったら「どこを飛ぶのかな?」と観察してみてください。

 

 

 それではまた。

 

この記事を書いた人:

関本(編集長)

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