【第12号】4. ホーチミンで働いてみました #2~ベトナムの麺

タリフセクションの前田が前回より始めたホーチミンの連載、第2回です。

前回の記事はこちら

ベトナムと言えば麺!

ベトナムといえば、フォーを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?
実はフォーだけではなく、色々な種類の麺がありますので、その紹介を。

ベトナムの麺料理は麺の種類から名前がついています。

1)フォー

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米粉が原料の平たい麺です。
日本だと、鶏肉がのっている「フォーガー」が多いですが、ベトナムは牛肉がのっている「フォーボー」も人気。
「Ga :ガー」が鶏肉で「Bo :ボー」が牛肉です。

お好みで、レモンやトウガラシ、薬草を入れて召し上がれ~! 私は個人的にちょっとヌックマムという魚醤を垂らして食べるのが好みです。

フォーガーの注意点ですが、街中のフォー屋でフォーガーを頼むと煮えていない生の真っ赤な牛肉がどっさりのってくることがあります。スープで段々色は変わってきますが、最初はかなり驚いて、帰国まで一回もチャレンジ出来ませんでした(最初の1回は麺だけ食べました・・・)。
フォーボーの中でも「フォータイ」と書いてあれば生肉が出てきて、「フォーチン」だと煮えた肉が出てきますので、お好みでどうぞ!

ちなみに地元のお店では、香草で使わなかった茎とかは、床にポイポイ投げ捨てます。

2)ブン

米粉を水で溶いて穴の開いた容器に入れ、ところてんのように押し出して茹でた細くて丸い麺。
どちらかというとフォーよりブンを食べている地元の方が多い気がします。

ベトナム 第2回 2.jpg

写真は「Bun Cha Hanoi : ブンチャーハノイ」もともと北部ハノイの料理です。甘酸っぱい汁に焼いた肉とか肉団子を入れ、これまた香草をたっぷり入れるベトナム風つけ麺。
具が揚げ春巻きになったものが「Bun Cha Gio : ブンチャーゾー」。揚げ春巻きがGioです。

住んでいたアパートの近くに、有名なブンチャーのお店があり本当に美味しくて、日本に帰ってきてもブンチャーをメニューで見つけると頼んでしまう一品です。

他にもブンを使った麺料理は「ブンボーフエ」が有名ですね。ブンでボーでフエです。
もうおわかりかと思いますが、フエ地方の牛肉が入ったブン麺です。ただし、フエのブンは少し太くてしっかりしています。赤唐辛子を使ったスープなのでちょっと辛いのですが、レモングラスで味付けをしているので後味はさっぱりしています。

3)バインカン

タピオカで作った麺です。

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写真は「Banh Canh Cua : バインカンクア」これもまた美味しい!! Cuaは蟹です。
とろみのあるあっさりスープに蟹の身ともっちもちのバインカン麺を入れた、ベトナム風うどんみたいな感じです。

ベトナムは蟹が安くて美味しい!蟹料理専門店は今後ご紹介します。
右下の赤い四角のは、血を固めたものです。私は苦手・・・。

以上、今回はベトナムの麺3種でした。
まだ他にもおいしい麺があるので、またご紹介したいと思います。

次回は住んでいたアパートについてお話します。それではまた!

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