【第8号】6. 社員旅行記のコーナー~中国・呼和浩特編

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こんにちは、編集部の長谷川です。最近、パンダの赤ちゃんの動画にはまっています。和歌山県にあるアドベンチャーワールドに、昨年赤ちゃんパンダが誕生しましたね! 私と同じ誕生日とあってとても親近感が湧き、毎日寝る前に動画を見て癒されるのが日課です。
今回はパンダの故郷、中国への旅行をご紹介します。ちなみに、パンダに会いに行くのが目的…ではなく、内モンゴル自治区の呼和浩特で、現地の生活を経験することが目的でした。大平原で遊牧民族の暮らしを経験できるツアーに家族とともに参加した思い出を、写真とともにご紹介していきます。

壮大な寺院と道中の昼食

呼和浩特へは、北京で国内線に乗り継いで向かいました。その日、呼和浩特行の飛行機は私と私の家族くらいしかいなかったような…。
空港に到着して、現地のガイドさんと合流しました(ツアー客待ちは、彼らしかいませんでした)。空港からツアー実施場所まで車で向かう、と聞いていたので、早速車に乗り込みました。途中寺院なども通り、見学もしました。

写真01 寺院.jpeg(壮大な寺院でしたが、柱の下で年配の方々が碁を打っていました)

写真02 狛犬.jpeg(寺院入り口にいる狛犬がとても可愛かったです。犬、というよりか龍、のようです)

そろそろ空腹、と思っていた時、「ラムしゃぶを食べよう!」とガイドさんが言うのでついて行くことに。入ったお店では次から次に食材が運ばれてきました。
ラム肉は口に入れたらすぐ溶けてしまうような柔らかさで、これまたとてもおいしい。私自身、ラム肉はここで食べたのが初めてでした。新鮮とあって少々匂いは強めですが、ラム大好きな方にはうってつけです。

写真03 ラムしゃぶ.jpeg(ガイドさんにコーラを奢ってもらったことが嬉しくて、肉がメインの写真がありません…)

おなかも膨れていざ行かん、と車に揺られて10分ほどで、住宅地と草原の中間地点に降ろされ、ここでガイドさんとはお別れ。

写真04 新興住宅地.jpeg(草原の向かいには住宅地。新興住宅地、のようです)

「明日の夜、ガイドさんが迎えに来てくれるまでツアー耐えられるかな…」と不安に思っていた矢先、馬に乗った集落の方が迎えに来てくれました。なんとここから集落まで、馬で移動するとのこと!びっくりするまま馬に乗り、初めて手綱を握って乗馬しました。

写真06 乗馬.jpeg(写真手前:長谷川。意気揚々に見えて、内心怖がっています)

集落到着!初めてのゲルと現地の食事

 馬に揺られてしばらく草原を行くと、教科書でしか見たことのないゲルが出現! さすが移動式の住居とあって、見た目はいかにも畳めそうです。内装は寝具、テーブル、暖炉付きでした(内装写真撮り忘れました…)。

写真05 ゲル.jpeg
写真07 馬放牧.jpeg(ちなみに道中はこんな感じ。馬が放牧されていました)

集落に到着し、現地の方々へ挨拶回りをしてしばらくすると夕飯の時間。集落の中心にあるゲルへ集まり、他のツアー客の方と一緒に食事をいただきました。ちなみにツアー客は私たち以外、全員中国人。とてつもなくアウェーでした。

写真08 夕食.jpeg
夕食のメニューは、米、タケノコの辛味炒め、パオ(まんじゅう)、ラム肉、野菜炒めです。タケノコの辛味炒めがとにかく辛い! ですが非常においしかったです。独特の香辛料で、これは一生再現できない味です。中華料理屋で食べる料理よりは素朴ですが、これがまた良い雰囲気でした。

夕食後、ドラム缶風呂に入って、夜は羽毛布団をかぶりながら、ひたすら外で星を眺めていました。周りに建物もなく、地平線いっぱいに広がる星空。流れ星も見放題。人生で一番素敵な夜空でした。また行く機会があれば、カメラを担いで行きたいものです。

写真09 朝日.jpeg(夜更かしの結果、朝日を拝みました。朝日はちゃんと写真撮っていたとは…)

翌日はブランチでした。昨日の夕飯でも食べたパオ、タケノコの辛味炒めに加えて、青梗菜の炒め物、鶏肉の炒め物、スープでした。ここでようやく気付いたのですが、炒め物多いんですよね。カロリーまったく気にしていませんでした。

写真10 ブランチ.jpeg(午前のジャスミン茶が体に沁みました)

大草原のゲルは優秀で、暖炉に火をつけておけば非常に暖かいのですが、朝晩の外の気温は氷点下。夏の8月だというのにこの寒さです。
外に出ただけで、トイレに行きたくなるような寒さでした。トイレに行きたい、と集落の方に案内してもらい、連れて行ってもらいました。

写真11 トイレ.jpeg
皆さん、ここがどこだか分かりますか?…鍛冶場?残念、違います。…かまど、でもありません。正解は、トイレです。
パッと見たところ、レンガ造りの小屋かな、と思いましたが中を見てびっくり。コンクリートでできた腰ぐらいの高さまでの壁、床の真ん中に空いた大きな穴。ちなみに、お手洗いは男女で建物が分かれているだけで、ドアはありません。
最初用を足すのが怖かったのですが、郷に入っては郷に従え。人間慣れるものです。慣れて気づいたことがあったのですが、それは、臭くない!ということ。何でも、朝晩氷点下まで下がり、日中も肌寒い気候のおかげで、凍るのだそうです。だから臭くなかったんですね、納得です。
余談ですが、男子トイレは新聞を読みまわしていて、後から入ってきた人にどんどん回っていくそうです。まるで町内会の回覧板のようです。

そして平原を散歩などしているうちに、あっという間に夕方。呼和浩特1日目にお別れしたガイドさんと再会を果たし、夜は当時できたばかりの5つ星ホテルに宿泊しました。よほどゲルが恋しかったのか、写真は朝ごはんしか残っていません…。

写真12 ホテル食事.jpeg(朝は鶏肉と野菜を皮に包んでいただきました)

 帰りはひたすら車で南下し、北京を目指しました。これで呼和浩特滞在記は終了です。

おまけ 北京散策編

呼和浩特から北京に向かう道中、万里の長城(八達嶺)に立ち寄りました。万里の長城の中で、一番新しいそうです。延々と続く關段、道、人…。途中ヘトヘトになりながら、途中まで行って引き返しました。

写真13 八達嶺.jpeg(ひたすら長い…しかし観光客はみんなハイペースで上がっていくんですよね。不思議)

その後、やっとの思いで北京に到着。さっそく腹ごしらえ、ということでマクドナルドに入ってみました。スパイシーチキンバーガーは、おそらく中国限定フレーバー。ピリリと辛く、とてもおいしかったです。
中国のマクドナルドへ行ったら、ぜひスパイシーチキンバーガーと、タピオカミルクティーを頼んでみてください。

写真14 マクドナルド.jpeg(あれ、ビッグマック小さい…?)

そして最後は…

写真15 パンダ.jpeg やはりパンダを見ずして、中国旅行は終えられません。パンダは大量にいて、あちこちに転がっているのに、動物園のパンダブースだけやたらと人が多い。みんな割り込むので全然見られませんでした…。
王子動物園のタンタンや、上野動物園のシャンシャンが中国へ帰任するそうですね。彼らに会いに、中国へまた行きたいものです…。

だいぶ長い旅行記でしたが、総じてとても楽しい旅行でした。叶うなら、またあの大草原へ行きたいです。一度行ったら忘れられない、そんなところでした。
コロナ禍が落ち着いて、また海外旅行へ行ける日が、早く来るといいですね。

以上、長谷川の呼和浩特(+α)旅行記でした!

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