【第14号】3. 社員紹介 #7~タリフセクション 津田

 社員紹介の第7回目は、営業部タリフセクション津田です。

 チームリーダーとしてメンバーをまとめる傍ら、運賃・事業計画申請、保安関連業務など多岐にわたって活躍中です。OFC入社前から現在までの話を聞く予定でしたが、入社前の話にインタビュー時間の殆どを使って盛り上がってしまいました。読者の皆さまもフレッシュな気持ちを思い出しながら、読んでいただければと思います! 

 聞き手は、編集部の倉野です。

旅行会社での仕事

― ―OFC入社前は旅行会社で勤務されていた津田さんですが、元々旅行業界に興味があったのですか? 

津田  いえ、学生の頃は小学校の先生になるのが夢でした。でも高校生の頃に出会った先生に、先生になるのは大変だよ、と言われて。私の時が特に大変な時期だったのかもしれませんが、たしかに就職浪人をする人も多かったので、考えなおすようになりました。旅行業界に興味を持つようになったのは、高校2年生の時です。さくらももこさんの「ももこの世界あっちこっちめぐり」を読んで、色んな国に行ってみたい!と思い、今度はツアーコンダクターを目指すようになりました。

旅行の世界に導いた一冊

― ―小学校の先生は初耳でした!それからはずっとツアコンを目指していたのですか?

津田  そうですね。ツアコンになるためには、とにかく英語が出来ないといけないと思って、大学は英米文学科に進みました。イギリス文学とアメリカ文学を学んで、自分にはイギリス文学の方が合うなぁと感じて、次第にヨーロッパに興味をもつようになりました。大学では短期の語学研修があって、オーストラリアとアイルランドを選択できたのですが、アイルランドの方が長期間で安かったこともあって、アイルランドを選びました。ロンドン経由ダブリンが初海外で、ますますヨーロッパが好きになって帰ってきました! 

― ―学生の頃にヨーロッパと出会ったのですね!就職活動ではツアコンに絞ったんですか? 

津田  就職活動は主に旅行会社を受けて、何社かから内定をいただいたのですが、ツアコンは雇用形態が安定していなくて。悩んだ結果、業務渡航を取り扱う旅行会社への入社を決めました。

― ―旅行会社では、どのような業務を担当していたのですか?

津田  海外出張の担当で、飛行機・ホテル・ビザ・電車・保険・現地の会議場の手配などをしていました。そのために保険の資格を取ったりもしました。サポートとして、国内出張のアテンドにも行って、色々な経験をすることができました。

― ―業務が幅広くて、勉強が必要そうですね。

津田  そうですね、特にビザは最新情報をキャッチしなくちゃいけないので大変でした。必要書類を揃えたあとに、これまではなかった面接が必要になったことに気付いて、慌てたこともあります。

― ―大変そうです…でも責任があってやりがいのある仕事に思えます。その後、退職されたんですよね?

津田  はい、出張の手配ということで、決められた日程でうまく旅程が組めた時や、お客様の急な出張依頼や変更依頼に迅速に対応し、お褒めの言葉をいただいた時はとても嬉しかったですし、お客様のビジネスに少しでも貢献できているのかな、とやりがいも感じていましたが、5年弱勤務したあと、イギリスで生活がしてみたいと思って会社を辞めました。ビザを自分で用意をして、イギリスにわたりました。

イギリスへ

― ―すごい行動力です…!現地ではどんな生活をしたんですか? 

津田  まず2か月間ホームステイをしながら、家探しをしました。リージェンツパークの横にシェアハウスを見つけて、その立地に魅了されて即決しました。クロアチア人、マレーシア人、韓国人とのルームシェアでした。 

― ―多国籍ですね。なにか印象に残っている出来事はありますか?

津田  クリスマスには母国に帰る人が多くて、マレーシア人のルームメイトと2人だったのですが、「明日早起きしてホームレスにご飯を配るけど、一緒にどう?!」と誘われて。じゃあ、と私はお好み焼きを作って、翌朝、寝ているホームレスにチャーハンとお好み焼きを配ったことがありました。クリスマスはみんな平等じゃないと、と話すルームメイトがとても印象的でしたね。

― ―サンタクロースになったんですね、素敵です! 

津田  あと、もうひとつ感動したことがありました。虫さされで血が止まらなくなったことがあって、韓国人のルームメイトが心配して大家さんを呼んで、病院に連れていってくれたんです。縫ってもらって朝の4時までかかったのですが、ルームメイトはずっと心配して待っていてくれて。クリスチャンの彼女は毎朝礼拝に行くのですが、さすがにこの日は行かないかな…と思ったら、ほとんど寝ていないのに礼拝に出かけて行って、申し訳なく思うと同時にその優しさに感動しました。 

― ―温かいルームメイトに恵まれたんですね。どれくらい滞在したのですか?

津田  結局ビザを延長して1年3ヵ月、イギリスで生活をしました。予約端末を複数操作できるスキルを買ってもらって旅行会社でアルバイトをしながら語学学校に通ったり、フラワーアレンジメントや料理を習ったり。とても楽しい時間でした。 

当時のロンドン。7年くらい行けていないので、また行きたいです。

OFCに入ってから

― ―人生の充電期間のような感じですね、素敵です。帰国してからはどのように過ごしたのですか?

津田  航空会社の国際線予約センターに勤務しました。でも、電話対応メインの環境があまり合わず、転職先を探してOFCを見つけました。現在所属のタリフセクションではなく、販売セクションでの採用でした。 

― ―ということは、入社当時は営業がメインだったのですね。

津田  そうです。外回りをしたり、商品の在庫管理、請求処理などをしていました。3年ほど販売セクションに所属し、現在のタリフセクションへ異動しました。 

― ―現在は運賃申請や事業計画申請、保安関連業務を担当されていますが、好きな業務はありますか?

津田  新機材を運航する前の機体の安全性審査が好きです。難しいですが、Yes, Noがはっきりしていて、達成感があります!

― ―さすが…!難しくて苦手意識を持つ人もいますが、好きと思えるのは見習わなくてはならないですね。最後に、趣味の話も聞かせてください。

津田  趣味はフラダンスとタヒチアンダンスです。15年くらい前からやっています。コロナ禍で今はイベントも少ないですが、コロナ前は多い時で週3回くらい通っていて、イベント出演もしていました。先生からハワイアンネームもいただいて、今では私もたまに教えたりしています。 

 あと、中学生の頃からオードリーヘプバーンが大好きで写真集を集めています!2年前に日本各地を巡回する写真展があったのですが、東京会場に行き損ねて、新潟まで行ってきました。海外の本屋さんでも見つけると購入しちゃいます。もう亡くなっているので、新しく撮った写真はないし、新しい写真集を購入してもすでに見たことがある写真が多いこともありますが、それでも、今まで見たことがない写真があると嬉しいです。スイスのレマン湖畔にあるトロシュナ村にオードリーが晩年過ごした家とお墓があるのですが、いつか行ってみたいです! 

【写真上】フラダンスの手作り小物。衣装に模様をプリントするヘラや、生草花の髪飾り・レイがあります。作り物ではなく、本物の草花の香りに包まれて踊るとテンションが上がるそうです! 

【写真下】オードリーの写真集コレクション。左上(赤)は去年発行されたもの。その隣は高校生の時にお小遣いを貯めて購入したそうです。

編集後記

 普段は頼れるチームリーダーの津田さん。学生の頃から旅行業界を目指し、ヨーロッパに魅せられて思い切ってイギリス滞在、さらに趣味もとことんつき詰めていて、改めて芯があって素敵だなぁと思いました。個人的には、オードリーヘプバーンに少し雰囲気が似ていると思っています♪ 

今回の聞き手:

倉野(編集部)

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